【理学療法士】 就職活動は可能？免許書紛失から再交付手続きについて

看護専門学校も合格し落ち着き、理学療法士として就職活動に専念しようとした矢先、
なんと大切に保管していたはずの理学療法士の免許書が無い事に気付きました。

私の場合は、引っ越した際の紛失でしたが、大切に保管するあまりどこにいったかわからなくなってしまった方もいらっしゃると思います。

就職活動中であればなおさら、免許書が紛失している状態で就職活動ができるか不安ですよね。

結論から言ってしまいます。

再交付、そして紛失した状態での就職活動は可能です。

今回は専門外のことなので、自身で調べた情報に加え、保健所の方に相談し得た知識をまとめています。

この記事を読むことで以下のことを知って頂けると思います。

理学療法士免許とは

理学療法士国家資格に合格したのち、保健所で申請することにより厚生労働省にて理学療法士の名簿へ登録されます。

理学療法士の免許書とは、理学療法士の国家資格を持つものとして理学療法士名簿に登録されていることを証明する書類でもあります。

免許紛失⁉再交付の前にしておきたいこと

職場に免許書のコピーがあるか確認する

免許書の再交付を申請するためには、理学療法士の登録番号、発行年度の情報があると厚生労働省での調査が円滑になります。

登録番号・発行年度は理学療法士の免許書、または 登録証明書 に記載されています。

就職されている場合、入職時に職場側が免許書のコピー取っている場合が多いと思います。
紛失したというのは言いにくいとは思いますが、一度職場に確認してみましょう。

退職後でも、あまり期間が空いていなければ、前の職場にコピーがある可能性があります。
問い合わせてみましょう。

最寄りの保健所へ問い合わせ

理学療法士等の医療系免許は、住所地の「都道府県知事」を経由して厚生労働省に申請書を提出します。
この手続きをしてる保健所で、再交付の申請をします。

　

必要物品、必要な情報

必要情報

【必須情報】
　□　本籍
　　（登録番号、登録年度がわからない場合必須）

【あればよい情報】
　□　登録番号
　□　免許書の登録した年度情報

国家試験合格後の申請にて、理学療法名簿に以下の情報が登録され理学療法士免許が交付されます。

そのため再交付手続に、名簿に記載されている情報で確認するために本籍や登録番号が必要になるというわけです。

一　登録番号及び登録年月日

二　本籍地都道府県名(日本の国籍を有しない者については、その国籍)、氏名、生年月日及び性別

三　理学療法士国家試験又は作業療法士国家試験合格の年月(理学療法士及び作業療法士法(以下「法」という。)附則第二項の規定により理学療法士又は作業療法士の免許を受けた者については、外国で理学療法士の免許に相当する免許又は作業療法士の免許に相当する免許を受けた年月)

四　免許の取消し又は名称の使用の停止の処分に関する事項

五　前各号に掲げるもののほか、厚生労働大臣の定める事項
(平一二政三〇九・一部改正)

引用元：理学療法士及び作業療法士法施行令 – 厚生労働省

必要物品

【必須物品】

　□　本籍が記載された住民票
　　　（6ヵ月以内のもの）
　　　（マイナンバーカードがあればコンビニのものも可能）

　□　身分証明書 ：運転免許書、保険証等
　　　（ない場合は戸籍抄本）

　□　収入印紙：3,100円
　　収入印紙が買える場所については以下をご参照下さい。
　 　ビジドラから外部リンクとして張らせていただいています。

【あればよい物品】

　 □　印鑑
　　

　 □　理学療法士免許のコピー

□ にしていますのでよかったらコピーして、保健所へ行く際の持ち物確認用紙として使用ください_(._.)_

再交付に必要な申請手順

再交付の手順

この手続きは郵送や代理人による再発行ができません。
必ず本人が窓口まで足を運ぶ必要があります。

【保健所の営業時間】
　 □　8：30～または9：00～17：30のところが多い

【必要な時間】
　 □　15分程度

【記入書類】
　 □　理学療法士（作業療法士）免許証再交付申請書
　 □　再交付に関する調査及び意見書
　 □　証明願
　 □　ハガキ
　（免許が保健所に届いたことを知らされるもの）

【申請後に頂ける書類】
　 □　証明願

保健所に行き、再交付に必要な書類を作成します。だいたい15分くらいで完了します。
記入方法は教えていただけるので安心です♪

理学療法士（作業療法士）免許再交付書については、厚生労働省の 厚生労働省資格申請案内 のページにPDFがありますので、事前に記入し保健所に持っていくこともできます。同じページで記入例も確認することができます。

再交付申請から免許が届くまでの期間

【期間】2ヵ月～5ヵ月程度

書類に記載した情報の量や厚生労働省側の状況によって再交付までの期間が変わります。

申請から免許書が届くまでの期間は早くて2ヵ月です。遅い場合は5ヵ月～半年かかる場合もあるそうです。

再交付される免許書は申請した保健所に届きます。

届いた際は再交付申請時に書いたハガキが自宅に届くので、ハガキ、必要書類（身分証明書）を持って保健所にとりにいきましょう。

免許書の受け取りは、代理人による受取が可能です。

就職活動の可否

就職活動は可能です。
申請後に保健所で頂ける 『証明願』は
「免許書の再交付手続きを現在行っています。」ということを証明する書類になります。

免許書の提示を指示された場合は 『証明願』 を代わりに提示しましょう。

失くさない、失くしたときに備えてできること

失くさない為の備え

■　額縁に入れて見えるところに飾る

■ 　A3サイズの二つ折りクリアファイルに入れる

失くしたときに向けての備え

■　必要枚数免許書のコピーを取り別で保管しておく

■　写真に撮っておく

■　PDF化し保存していく
　（コンビニのコピー機で可能）

■　書類の提示がを求められた際、可能であればコピーで提示する

他人に免許書の情報がわたった場合、悪用される可能性もあります。
いずれも情報管理は徹底したうえで、自己責任で行ってください。

再交付後に書類が見つかった場合

　交付後に理学療法士免許を発見した場合は５日以内に返納してください。

まとめ

理学療法士免許を紛失した場合の手続き、就職の可否についてまとめました。