電験三種の試験概要について 合格までの流れをざっくり解説!

第三種電気主任技術者

電験三種を受けようと決めたあなたは、まず試験概要を調べると思います。

● 受験資格に制限はあるの?
● 試験科目は?
● 3年以内に合格すればいいって聞いたけどどういうこと?
● 免状って何?
こんな疑問を解消するために、受験前に知っておくべきことを解説します。
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とんぼ

電験三種に一発合格した僕が、ポイントを絞って解説します!

受験資格

特に制限は無いので、誰でも受験できます。

試験科目と出題形式

電験三種の試験科目は、理論電力機械法規 の4科目あります。
解答方式は、マークシートに記入する5肢択一方式です。

科目出題範囲問題数・配点試験
時間
理論電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測A問題 14問×各 5点
B問題  3問×各10点
90分
電力発電所及び変電所の設計及び運転、
送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)
の設計及び運用並びに電気材料
A問題 14問×各 5点
B問題  3問×各10点
90分
機械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、
照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、
並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
A問題 14問×各 5点
B問題  3問×各10点
90分
法規 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理A問題 10問×各 6点
B問題  3問×各13、14点
65分

出題範囲は表の通りですが...勉強する前に見てもピンとこないと思います。
解答はマークシートで、あとは試験時間が90分ってことだけ押さえとけばいいと思います。

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とんぼ

『法規』だけ問題数が少なく、試験時間が65分なので注意です!

受験申込み~合格までの流れ

1)受験申込み

インターネット申込みか書面申込みの 2種類あります。

インターネット申込みの方が安いので、インターネット申込みでいいと思います。

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とんぼ

受験申込みは忘れないよう注意

2)試験実施

試験は、これまで年1回でした。

ただし、令和4年度(2022年度)から年2回(上期・下期)に変更されました。

僕が受けたのは2018年度なので、年1回でした...羨ましい。

詳細はこちらの記事にまとめました。

3)合格発表

一般財団法人電気技術者試験センター で公表されます。

数日後に、合格通知書も届きます。

4)4科目合格

1科目だけの合格も可能な科目合格制度です。

さらに、合格した科目は2年間だけ合格扱いになります。

こんな感じのプランもありです。
1年目(理論 合格)
2年目(電力と機械 合格)
3年目(法規 合格)

つまり、3年以内に4科目合格すれば良いということですね。

勉強法についてはこちらの記事にまとめましたので、参考にしてください。

5) 免状交付を申請

試験に合格しただけでは、電気主任技術者の仕事はできません。
こちらのような免状が必要となります。

合格通知書に免状交付申請書が入っているので、それに従って免状交付を申請します。

特に期限はありませんが、忘れないよう早めに申請しましょう。

それと免状には、受験料とは別に交付手数料が必要なのでご注意ください。

6) 免状交付

申請から約2ヶ月くらいで、免状が交付されます。

これでようやく第三種電気主任技術者になれます。

まとめ

・電験三種の試験科目は、理論電力機械法規 の4科目

・科目合格制度があるので、3年以内に4科目合格すればOK

・ 受験申込みは、インターネット申込みがオススメ

・試験は年1回、令和4年から年2回になる

・試験合格後には、免状交付申請が必要

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